撮影フィードバック ストック
カメラマン(Keigo)向けに蓄積している、複数の撮影回・動画にまたがって使える技術的な指摘・改善ノウハウのストックです。特定の撮影回だけの個別伝達事項は含まれていません。項目ごとに通し番号(F1〜)を振っており、内容はObsidian側の原本と一致させています。
機材・撮影設定
レンズ・カメラの動かし方など、機材選定や撮影設定に関する指摘。
F1.ルームツアーは16-35mmレンズを優先する2026-07-20
- 基本的にルームツアーは16-35mmレンズの方が画角として好ましい
- 廊下・トイレ・書斎・子ども部屋・パントリー・脱衣室・浴室など狭い場所は、24mmでは空間がよく認識できない
- ジンバル調整の手間はかかるが、どちらかを選ぶなら16-35mmを優先する。運用の分け方の案:ジンバルは16-35mm、24-70mmはFix(三脚固定)用として分ける
F2.スライダー・ドリーはクイック&スローモードで撮影する2026-07-20
- スライダーやドリーで動きをつける際は、クイック&スローモード(例:60fps撮影→30fps素材が生成される設定)で撮影する
- ゆっくり動くよりも早く動く方が直線的な動きを作りやすく、ブレを抑えられる
F3.物撮りは日常的な動作を入れて素材として成立させる2026-07-20
- スライダー等の空間的な動きだけでなく、Fixで人の手を添えるなど日常的な動作を入れることで動画素材として成立する(モラージュ菖蒲のような見せ方を参考に)
- Fixでのピン送りも良い手法
- 三脚の足にテニスボールを切って噛ませると滑りやすくなるため、スライドさせる動きに使える(施主の許可を取った上で実施すること)
撮影内容・アングル
現場で押さえておきたいカット・アングルに関する指摘。
F4.回遊動線は見つけたら撮っておく2026-07-21
- 回遊動線は施主・アンバサダーの話題に上がることが多いので、現場で見つけたら撮っておく
- インサートとしても結構長めの秒数を使えるカット
編集を意識した撮影
台本と実際の撮影順が変わる場合など、編集側の使いやすさを想定した撮影の工夫。
F6.撮影順が変わる場合は編集上のつながりを想定して補助カットを撮る2026-07-23
- 台本上の構成と実際の撮影順が変わる場合は、その話題が編集でどこに入るかを想定して撮影する
- 2026-07-12の川俣様邸撮影では、防犯カメラの話題を台本上はシーン8に設定していたが、実際にはオープニング付近の場所で説明したため、後半に移動すると空間が急に飛び、冒頭に入れると風水の話を振った直後に住宅設備の話へ移る形になって唐突感が出た
- 結果として使いにくい素材になり、編集上はいったん外す判断になった
- 撮影時に順序を変える場合は「この説明を後で使うなら、どうつながるか」を考え、必要に応じて移動シーンやつなぎの一言を撮っておく
- 今回のケースであれば、冒頭で防犯カメラの説明を撮る場合でも、中盤で「防犯に関するこだわりもあると聞きましたよね」と振って外へ移動するシーンを撮っておくと、編集で自然につなげやすかった
素材データの整理・共有
編集者が現場にいなくても素材を特定しやすくするための、データ共有時のフォルダ分けに関する指摘。
F5.インサート撮影時は撮影箇所を発言し、場所ごとにフォルダ分けして共有する2026-07-21
- インサートを撮る際は「2階のトイレ回します」のように、どこを撮っているかを発言してもらえると編集側で素材を特定しやすい
- できれば撮影データも場所ごとにフォルダ分けした上で共有してほしい
- 編集者の工数削減に直結する
F7.素材フォルダは台本のシーン・場所ごとに分けて共有する2026-08-01
- 撮影後の素材を撮影日1本のフォルダにまとめて全部フラットに置くのではなく、台本のどのシーンに対応する素材かがわかる単位でサブフォルダ分けしてほしい。キッチン・LDK・玄関・外観など場所単位の分け方でも構わない
- 2026-07-28の撮影素材ではこのフォルダ分けがされておらず、全カットが撮影日1つのフォルダ配下にフラットに置かれている状態だった
- 編集者は現場にいないため、台本を見ながら「たぶんこのカットはここのシーンだろう」と想像で仕分けする作業が発生してしまう。工数がかかるだけでなく、想像(だろう運転)で仕分けるため誤った箇所に使ってしまうリスクもある
- 現場にいる撮影者は台本のどの部分を撮っているか把握しているはずなので、撮影時点でフォルダを分けておいてもらえると編集側の手戻りを防げる
- F5(インサート撮影時の場所ごとフォルダ分け)と同じ趣旨だが、インサートに限らず撮影素材全体に適用してほしい内容
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